自律神経が乱れる…..よく聞く言葉ですが、これはいったい、どういうことなのでしょうか?
本項では、そんな捉えどころのない自律神経と、対策をお伝えすることで、体調不慮の改善に役立てて頂ければと思っています。
自律神経とは?
短刀直入に、
※脳みその土台部分にある球根状の形をした部分です。
自律神経は、解剖学では“脳幹”と呼びます。
心臓を動かしたり、呼吸をしたり、食べたら消化したり…. 人が無意識で行っている身体の働きは、全て自律神経の働きです。
それ故に、この脳幹(自律神経)の働きが止まった状態を“脳死”と呼びます。
脳幹(自律神経)はまさに“生命維持装置”であり、ここに負担が加わると様々な不調が出てしまいます。
頭痛や低気圧による不調、節々のつらさ、イライラなど余裕のない状態は、全て脳幹への負担が要因です。
自律神経の負担とは?
単純にお伝えします。
自律神経の負担とは、頭の中の水圧です!
頭蓋骨と脳の間は“水分(脳脊髄液)で満たされており”、川の水が上流から下流に流れるように、頭で作られた水は、首から下にも流れ全身を循環しています。
しかし、その流れがどこかで、せき止められてしまったらいかがでしょうか…
最も、水の流れを圧迫し、せき止めるポイントは、頭と首の付け根です。
水の流れがせき止められると、こうなります。
首から下に流れない水分は、頭の中にたまってしまい…..
脳全てを圧迫してしまうのです。これが頭の中の水圧が上がり、自律神経を圧迫により生じる“不調の“正体”です。
“自律神経のバランスを崩す”、とはこの状態を指します。
お気づきになりましたでしょうか?自律神経失調の背景には、首の問題が大きく関係しています。この脳に余裕のない状態が続くと、うつ病を始め様々なメンタル疾患、原因不明の不調に悩まされるのです。
気圧痛の正体とは?
低気圧になると、体調不慮や頭痛、重さを感じる方が多くおられます。
そもそも、気圧と自律神経の関係とは、、、
気圧とは、大気の重さです。人にはいつも1トンの空気の重さが加っています。
しかし、体内には様々な水分があり、外からの圧力が少ないと膨張してしまい、バランスを崩してしまいます。
例えば、膝に水がたまると痛いですよね。ご高齢の女性の変形性膝関節症で多く見られます。
対策としては、サポーターで圧力を加えたり、水中ウォーキングが楽なのも水圧で膝が安定しているからです。
低気圧になると体に加わる圧力が減るため、膝の水が膨張しパンパンになり痛みが出やすくなります。
パンパンに膨らんだ“ポテトチップス”の袋は張り裂けそうですよね、、、
気圧の低い高所や飛行機の中では、袋の中の空気も膨張しパンパンになります。
お気づきになりましたでしょうか? なぜ低気圧になると自律神経に不調をきたすか、、、
低気圧は、体に加わる大気圧が減ります!それにより、脳内の水分は膨張し、脳を余計に圧迫してしまうのです。
首が悪く、元々頭の水圧が高い方にとっては、低気圧は体調を悪化させる要因です。
頭がパンパンの状態では、脳や自律神経も圧迫され、頭痛、耳鳴り、吐き気、倦怠感、抑うつ状態、、、不調のオンパレードなのです。
当院での施術は?
当院では、通常の施術の中に、自律神経調整エッセンスを随所に盛り込んでいます。
その最たるは、ストレートネックを調整し、
圧迫により水の流れをせき止める頭と首の付け根(第一頸椎)を、正しい位置に戻すことにあります。
圧迫がなくなると、
高まっていた頭の中の水圧もみるみる減り、適正な圧力に!
低気圧でも、頭の水圧が上がらないため、体調不慮が大分改善されます。
当院は、痛みの改善や姿勢の変化だけではなく、自律神経の調整も実は毎回行っています。
セルフケアは?
ご自身でも、頭の中の水圧を下げることができます。
息を吸うと、頭の中で水が作られ、息を吐くと水が首から下に流れます。
※これは、呼吸の際に胸や頭蓋骨が動く働きによります。
しかし、ストレスがたまると、呼吸が浅くなり息を吐きずらくなります。⇨頭の水が流れにくくなる。
意識して頭の中の水が流れる動作をすることで、頭の負担は軽減されます。
セルフケア➀ 息を4秒かけて吸う(脊髄液が作られる) |
【解説】
息を吸っている時の頭蓋骨は水を作ります。
それ以上に息を吐き続ける時間を倍にすることで、水が流れ循環する働きを倍にし、頭の水圧を下げる効果があります。
3~4回この深呼吸を行うだけで、頭がフワッと軽くなる感じがすると思います。
疲れ=頭の水圧上昇ですので、特にデスクワークをされる方や、寝ても疲れが抜けない方には、一度試して頂けたら幸いです。
施術費は?
当院では、自律神経の施術(第一頸椎の整復)を普段から行っており、充分な効果を上げています。
施術費は、通常の施術費の中に含まれていますので、実質無料です。
しかし、通常の施術でも充分なのですが、
重症の方など、自律神経の施術のみを深く徹底的に受けたい、という場合は、自費診療という形でお受けしています。
施術費 3000円 ⇨脳脊髄液調整法
【ご注意】
この施術法は効果が高い分、極めて精密かつソフトな施術ですので、一般的なマッサージのような“やってもらった感”は少ない施術です。その点ご了承下さい。
特殊な施術ですので、ある程度、信頼関係のできた方のみお受けした方が良いと思っています。申し訳ないのですが、初めてご来院の方のご希望はご遠慮頂いています。
受付にて 「自律神経の治療を自費でお願いします。」とお伝え頂ければスムーズです。
首の問題やストレスで、自律神経には知らず知らずのうちにダメージが蓄積します。
そして、疲れの正体も頭の中の水圧の上昇です。疲れは脳で感じるもので、脳が圧迫されると全身が重くなります。
ただ、人の体は上手くできています。自律神経の大きな働きに「呼吸」があります。呼吸を利用することで、自律神経の働きもある一定コントロールができるわけです。
頭の中の水圧を抜いて頂き、ご自身の体調改善にお役立て頂ければ幸いです。