何をすべきか?
体内の情報伝達屋さんに“ホルモン”というものがあります。朝起きて太陽を見ると清々しいのは、そのタイミングで幸福感をつかさどる『セロトニン』というホルモンが作られるからです。ひと仕事を終えたセロトニンは夕方メラトニンに変身し、夜になると眠くなるよう働きかけます。
そんな代表的な“ホルモン”はこのお三方。
➀ セロトニン
⇨ 幸福感担当!清々しさや感動すると出ます!
➁ GABA
⇨ リラックス担当!いつもそれなりに出ています!
➂ ノルアドレナリン
⇨ 危機回避担当!緊張や危機感で出ます!
このお三方のバランスが取れていると、いつも気持ちが明るく安定し、人生を楽しむ余裕ができます。
しかし、ストレス疾患の方の脳内は・・・
ストレスが限界を超えてしまったため、危機回避担当のノルアドレナリンが頑張りすぎてついには大暴走!セロトニンは枯渇し、GABAも大量消費で底をつきます。
糖質の取りすぎもリスクです。
※血糖値が上がると膵臓からインスリンが分泌され、
活性酸素が大量に発生します。セロトニンがつらそう。
このセロトニンとGABAが減少した状態こそストレス疾患の実態です。逆を返せば、この2つをたくさん作ってあげれば、問題は驚くほど速く解決するのですが、さてどうすればよいのでしょうか?
まずは結論
結論から先にお伝えします。
セロトニンを増やす(最重要)
⇨ プロテイン+鉄サプリ+ナイアシンサプリの摂取
※ナイアシン=ビタミンB3
GABAを増やす(余裕があれば)
⇨ 糖質制限 又は 16時間ダイエット
※セロトニンを増やす過程でGABAも増えるので、
・糖質制限は余裕がある方のみで大丈夫です。
※10時間物を食べないと脂肪が燃焼しケトン体が発生、
・脳を栄養する際にGABAを活性化します。
5~6千円程度の投資で今までの負担を帳消しにし、今後の心の状態すら変えられるとしたらいかがでしょうか。
以上、本当にこれだけです。
ご覧の通り、セロトニンは「タンパク質」を原料に作られます。そして製造には大勢の職人が必要。その職人こそが「ナイアシン」と「鉄」なのです。しかしサプリで摂らなければマンパワー不足でセロトニンを作るには至りません。ビタミンB₆は普通の食事で充分摂取できるので大丈夫です。
身体がうごかない!仕事もできない!人生終わった!!。と思うレベルの重度のパニック障害も次の日には大分よくなります。人生に光が差します。しかし、日々常にストレスを受ける環境にいる方の場合は、よくなってもダメージが追い打ちされますので、1~2カ月は気を抜かず続けましょう。あの頃の苦しみは夢だったのかなと思える日が来ますよ。
人間喉元を過ぎるとなんとやらです。
※セロトニンが大事。てこの中心です。
この方法の根拠は、
オーソモレキュラー(整合栄養分子医学)、
藤川メソッド(精神科医考案の栄養療法)、
にあります。
“身体は食べたもので作られる” とよく言われますが、栄養ですので身体を変えるには一番ダイレクト。生理的反応なので誰でも効果が得られるわけです。
ただ・・・
非常に大きな問題があります。
それは、すでに病院にかかってお薬を処方されている方の場合、お薬の飲み合わせの都合により、大抵は医師からサプリは止めるよう言われるのです。
薬を飲んでいる限り体質は簡単には変わらず、抗うつ剤で効果の出る方は半分以下。それも年単位を要しますが、罹患歴が長いほど薬の効果は低下するようです。なんと悠長な、、、
とはいえ、生理学などの分野を学んでない方が、自分で判断するなんて普通は怖くてできません。
しかし、ここを乗り越えた先に活路はあります!
では、どう乗り越えたらよいのか・・・・
乗り越え方
困難の乗り越え方は人それぞれと思いますが、確実なのは“勉強”です。
その都度、勉強により新しい知識を開拓し、人生の荒波を乗り越えてこられた方も多いのではないでしょうか。
勉強してきたことだけは裏切りません。
その分野の本を10冊も読めば、人に教えられる程度の知識は大体つきます。
さらに、ヒットした本には大抵は本の要約YouTubeが出ており、知識獲得に非常に便利です。
ご自身の中で、メリットや必要性を実感することができれば、ハードルは一気に下がります。やれば確実に結果が出る方法があるというのは結構心強いものです。どうぞ、ストレスで疲れ切ったご自身のお身体を、ご自愛頂ければ幸いです。
※当方は、精神科/心療内科等に受診した経験がないため、投薬療法で一生懸命頑張ってらっしゃる方のご苦労は未経験です。何か配慮不足な表現等がありましたら、ごめんなさい。